地震で被災した方へ。今だからこそできること

地震が起きてから、生活環境が大きく変わってしまった方も多いのではないでしょうか。

自宅の片付け、仕事への対応、家族の安否確認、ライフラインの確保など、やらなければならないことが一気に増え、「何から手をつければいいのか分からない」という方もいらっしゃると思います。

こうした非常時には、つい「頑張らなければ」と無理をしてしまいがちです。

しかし、被災後に最も大切なのは、まず自分自身と家族の安全を守ること。

そして、少しずつ生活を立て直していくことです。

今回は、地震で被災された方が、今できることについて「身体」という視点も交えながらお伝えします。

① まずは「安全」を最優先にする

地震の後は、余震や建物の損傷、落下物など、まだまだ危険が残っている場合があります。

「早く片付けないと」

「仕事に行かないと」

「家を元通りにしないと」

そう思ってしまうかもしれませんが、無理は禁物です。

特に家具の移動や瓦礫の片付けなどは、普段以上に身体へ負担がかかります。

腰を曲げた状態で重いものを持ったり、慣れない姿勢で長時間作業したりすることで、腰痛や肩・首の痛み、膝の痛みなどにつながることもあります。

「これくらいなら大丈夫」と思わず、重いものは一人で持たない、休憩を挟む、危険な場所には近づかないなど、安全第一で行動しましょう。

② 水分と食事をできる範囲で確保する

被災すると、普段のように食事を取れなくなることがあります。

避難や片付けなどで忙しく、「気がついたら何も食べていなかった」ということもあるかもしれません。

しかし、身体を動かすためにはエネルギーが必要です。

特に片付け作業などで身体を動かす時間が増えている場合は、水分不足やエネルギー不足にも注意が必要です。

食べられるものが限られている場合でも、まずは「何かを食べる」ことを優先して大丈夫です。

おにぎり、パン、バナナ、レトルト食品、缶詰など、手に入るものを活用しましょう。

余裕が出てきたら、卵、魚、肉、大豆製品などのたんぱく質も意識できると、身体の回復をサポートできます。

完璧な食事を目指す必要はありません。

「今できる範囲で食べる」ことが大切です。

③ 身体を動かすなら「軽く」が基本

被災後は、身体を動かすこと自体が増える方も多いと思います。

片付けや荷物の運搬など、普段とは違う動作を繰り返すことで、身体には大きな負担がかかります。

だからこそ、落ち着いた時間に無理のない範囲で身体をほぐしてあげることも大切です。

例えば、

・肩をゆっくり回す

・首を無理のない範囲で動かす

・手首や足首を回す

・座った状態で深呼吸する

・軽く歩く

など、簡単な動きでも構いません。

ポイントは、「運動する」のではなく「身体を固めない」くらいの感覚です。

痛みがある場合や、疲労が強い場合は無理に動かす必要はありません。

休むことも、身体を守るための大切な行動です。

④ 睡眠をできるだけ確保する

地震の後は、余震への不安や避難生活、環境の変化などによって、普段より眠りにくくなることもあります。

また、やることが多く「寝る時間を削ってでも片付けなければ」と頑張ってしまう方もいるでしょう。

しかし、睡眠不足が続けば身体の疲労が抜けにくくなり、集中力や判断力にも影響します。

十分な睡眠が取れない状況で無理に作業を続けることは、転倒やケガなどのリスクにもつながります。

長時間まとめて眠ることが難しい場合でも、横になって身体を休める時間を作りましょう。

「何もしない時間」も、今は必要な時間です。

⑤ 不調が出たら「我慢しない」

被災後は、普段と違う生活や作業によって、身体に思わぬ負担がかかります。

特に、

・腰や背中の痛み

・肩や首の張り

・膝の痛み

・頭痛

・強い疲労感

・めまい

・息苦しさ

など、いつもと違う症状がある場合は注意しましょう。

「地震の後だから仕方ない」

「忙しいからこれくらい我慢しよう」

と無理をせず、必要に応じて医療機関や専門家へ相談してください。

身体のSOSを無視しないことも、被災後の生活を立て直していくためには大切です。

⑥ 少し落ち着いたら「普段の生活」を少しずつ取り戻す

地震の直後は、普段通りの生活ができないのは当然です。

食事も睡眠も運動も、いつも通りにできなくて問題ありません。

ですが、生活環境が少しずつ落ち着いてきたら、

「決まった時間に食事をする」

「少し歩く」

「ゆっくり身体を伸ばす」

「できるだけ睡眠時間を確保する」

など、小さなところから普段の生活を取り戻していきましょう。

身体は、生活リズムの変化にも影響を受けます。

いきなり以前の状態に戻そうとせず、一つずつ日常を取り戻していくことが大切です。

⑦ 「何かしなければ」と思わなくても大丈夫

被災すると、「自分も何かしなければ」と思うことがあります。

周囲の人を助けたり、片付けをしたり、仕事を再開したりすることももちろん大切です。

でも、自分自身が疲れ切ってしまえば、長く続けることはできません。

今は自分の身体を休めること。

家族と一緒に過ごすこと。

温かいものを食べること。

少し眠ること。

それだけでも十分です。

「休む=何もしていない」ではありません。

これからの生活を立て直すために、自分の体力や心を守る大切な時間です。

最後に

地震によって、突然これまでの日常が大きく変わってしまった方もいらっしゃると思います。

まだまだ不安な日々が続いている方もいるでしょう。

そんな中で、無理に前向きになったり、すぐに元の生活へ戻ったりする必要はありません。

まずは安全を確保する。

食べられるものを食べる。

水分を取る。

身体を休める。

できる範囲で少し身体を動かす。

そして、少しずつ日常を取り戻していく。

それで十分です。

エクサライズでも、皆さまが安心して身体を動かせる日常が一日でも早く戻ることを願っています。

今はトレーニングよりも、皆さま自身の安全と健康が最優先です。

落ち着いてから、「そろそろ身体を動かしたい」「体力を戻していきたい」と思ったときに、また身体づくりを始めていきましょう。

一日も早く、皆さまが安心して笑顔で過ごせる日常が戻りますように。

熊本市東区エクサライズ

投稿者プロフィール

荒木